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オススメ「はばら作品」TOP7です。
選考しているK.i.o自体、作品を画優先で観るひとなので順位にもその辺りが強く影響しています。
あなたの場合の「TOP〜」は?
そんな風に想いをめぐらすきっかけになれば幸いです。
7・さいころボット・コンボック(シリーズ演出)


人、メカ、街など全てが3DCGで制作された作品。

登場人物の表情がだんだんバージョンUPしてゆくのは
役者さんが演技に慣れていく過程にも似ているかも。

街の空間など、奥行きを感じさせる画面作りがいい感じです。

主役ロボットの「コンボック」の特性は、ボディをバラバラにしてさまざまなものに変形するというもの。
さらにそれを応用して、戦闘の中で身体を分解してピンチを切り抜けたりする描写があるのですが、その様子が3DCGという映像表現でおもしろく、かつかっこよく表現されています。

ほのぼのした「新武蔵野シティ」の世界観が心地よいです。

はばらさんが演出を担当された「タクミネーター」が絶品☆

6・ZOIDS(助監督・原画)

アニメにおいてデジタルが、まだまだ模索期間だった頃に作られた良作。ちょっとシャープなキャラクターと3DCGのゾイドが自然に同居する画面は、それだけで強烈な個性です。

はばらさんはゾイドのアクションの基礎を、CG制作のスタッフの方々と共に作り上げました。「メチャメチャ動きまくるぜ!」という番組のアオリ通りに、迫力のある動きが毎週30分のアニメで観られるという点も素晴らしいです。

どこかのんびりした性格のキャラクターたちの、さわやかなドラマも魅力的です♪

ジークというキャラクターがゾイドに合体するシーンの、かっちょいいアニメーションもはばらさんの手によるものです。

しだいに世界の大きな謎に迫ってゆく物語。

そして画面でのゾイド達の「演技」の幅も、どんどん膨らんでゆき、毎週観ていてワクワクしました。

そんな、「シリーズもの」を観る楽しみに満ちた作品です。

5・熱血ロボ・ゲキガンガー3(監督・原画)

シンプルなシルエット、色で描かれるキャラクターたちは
綿密に描きこまれた画とは異なった魅力をみせています。

はばらさんの、作画でのかっこいい!部分がたくさんでオススメです。

また多くのアニメーターのみなさまの、それぞれの個性が全面に押し出された画面が爽快です。

「熱血大決戦」では作画ももちろん良いのですが、各キャラクターにスポットを当てた1対1のドラマが渋くてGOODです。

画面は大胆だけど、設定はスタジオ雄さんが作り上げた緻密なもの、というところも、マニア心をくすぐる感じで良いですね(笑)。フィルムコミックなどの関連商品もあわせてオススメしたいです。


「大人が真剣に遊んでいる部分」と「プロ」の部分が、いいバランスを見せている作品です。

4・マシンロボ剣狼伝説
(キャラクターデザイン、監督・絵コンテ・作画監督・原画)

「クロノスの大逆襲」から「剣狼伝説」まで、進化し続けるヒロイン・レイナは、はばらさんの代表キャラのひとり。

「剣狼伝説」シリーズは、抽象的な物語からアクションまでストーリーもバリエーションに富んでいます。シリーズ中、ふと入り込む、独特の優しい雰囲気こそが羽原監督の個性なのかもしれません。

また両シリーズに共通するはばらさんを始め多くの原画スタッフのみなさんの「作画」もポイント。
「かっこいい」アクションや、レイアウト、表現技法など
実験的なことを積極的に取り入れる熱意は、この時代を象徴するかのようです。

何でも出来ちゃうスーパーヒロインではなく、弱い部分の方がむしろ多いレイナちゃん。その等身大な魅力の描かれ方に愛があふれています。

3・蒼穹のファフナ-(監督・原画)

とにかくハードな世界、そしてフェストゥムという未知の存在とのどこまでもシビアな戦いの中で、家族や友達のふれあいがあたたかく描かれます。

番組当初から「ありがとう」という当たり前の言葉をとても大切にしている姿勢が好きでした。

一騎くんと総士さまというふたりの主人公の愛じ…もとい友情の、微妙な距離感がスリリングです。

デジタルでパキッとした映像が好まれる昨今、
主な舞台となる「竜宮島」の日本家屋立ち並ぶ風景によく似合う、フィルムっぽい画質が、魅力的です。

コクピットの「異空間」的な作りこみやフェストゥムの表面処理など、デジタルの力が強烈に使われている場所とのコントラストが、またいい感じです。

楽曲とシンクロしていて、画のクオリティも高いOP映像がかっこいい!

2・D・N・ANGEL(監督)

はばらさんのTVシリーズ初監督作品。

物語の舞台となる「東野町」はヨーロッパ的な美しい景観がとても魅力的です。

新旧ふたつの市街が存在する「街の歴史」にも物語の大きな伏線が!?

またCGを効果的に使うことでまるで実景をカメラで捉えているかのような、不思議な臨場感を伴っていて、街自体がひとつのキャラクターのようです。

CGは作品中で大きな意味を持つ美術品の数々にも使われていて、
その存在感をさらに強くしています。

これ以前の作品では垣間見える程度だった、はばらさんのロマンティックな部分が全面に出ているのがポイントかも。繊細な主人公、大助がかわいい♪ふたりのヒロイン、梨紅と梨紗の描写が良いです。

音楽と画面との上品なマッチングもいい感じ。
「大助」(主人公)と思い出そうとすると
「彼がいたあの場面でのあの場所ではあの曲がかかっていたよね」
と、「絵」ではなく「映像そのもの」が浮かんでくるような作品です♪

はばら監督の演出回は気合いが入っていて、特にオススメです☆

1・ あしたへフリーキック(キャラクターデザイン・作画監督・原画)

「アニメーター」はばらのぶよしさんの仕事で、K.i.oがいちばん気に入っている作品です。

サッカーチーム、バレーチーム、そしてその周辺の家族、友人知人…犬。

もんのすごい量のはばらキャラが観られるのが嬉しいです。

デザインをする方としては大変だとは思うんですけど(笑)。
物語は現代劇でも、ほんの少し未来的な衣装デザインが魅力的です。

はばらさんが原画を描かれているシーンの芝居がすごくいい感じ♪
作画監督を担当されている最終回は、とても美しい画面でオススメです。

さりげなくシリーズを象徴したストーリーが展開されているOP映像は音楽と相まって、とてもリズミカルでかっこいいです。

観終わった後、毎日をちょっと楽しんでみたくなるような…
そんな作品のかもし出す独特な空気も大好きです。

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