はばらさんのTVシリーズ初監督作品。
物語の舞台となる「東野町」はヨーロッパ的な美しい景観がとても魅力的です。
新旧ふたつの市街が存在する「街の歴史」にも物語の大きな伏線が!?
またCGを効果的に使うことでまるで実景をカメラで捉えているかのような、不思議な臨場感を伴っていて、街自体がひとつのキャラクターのようです。
CGは作品中で大きな意味を持つ美術品の数々にも使われていて、
その存在感をさらに強くしています。
これ以前の作品では垣間見える程度だった、はばらさんのロマンティックな部分が全面に出ているのがポイントかも。繊細な主人公、大助がかわいい♪ふたりのヒロイン、梨紅と梨紗の描写が良いです。
音楽と画面との上品なマッチングもいい感じ。
「大助」(主人公)と思い出そうとすると
「彼がいたあの場面でのあの場所ではあの曲がかかっていたよね」
と、「絵」ではなく「映像そのもの」が浮かんでくるような作品です♪
はばら監督の演出回は気合いが入っていて、特にオススメです☆
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