マシンロボ
マシンロボ クロノスの大逆襲
(86.TV)
ABOUT

メカ生命体マシンロボが平和に暮らすクロノス星。ある時神秘のエネルギー「ハイリビード」を求めるギャンドラー軍団がクロノス星に侵攻してきた。

クロノス全土に徘徊するギャンドラーのコマンダー軍団。
このまま惑星は暴力に支配されてしまうのか…。

しかしクロノス族の戦士ロムストールが、妹のレイナや仲間たちとともに立ち上がった!今、クロノス星のマシンロボたちによる正義の大逆襲が始まる!

はばらさんのキャラクターデザインデビュー作。ロムとレイナはおそらく「はばらキャラ」の中で最も認知度の高いキャラでしょう。
王道的なストーリー、決めセリフ(「人それを…という」のくだりはカッコよすぎ!)など、観ていて爽快な気分の味わえる作品です。

当初スポンサーサイドからはロボ生命体の住む惑星という番組内容を踏まえて、「キャラは無機質に」という要求があったそうです。しかしスタッフの方々の物語性を追求したいという熱意が、ロムとレイナに代表される極めて人間的なロボットという表現を作り出しました。

はばらさんを始め、メカニックデザインのやまだたかひろさんらが生み出した「人間型のマシンロボ」はとても魅力的です。そしてストイックなデザインに味付けをしながら、しっかり感情を表現させていた作画スタッフのみなさんの技量はすばらしいものがあります。当時のTVにシリーズにしてはかなり緻密なメカ描写もこの作品の見所です。

TUKKOMI

■この作品の特徴である「人間型マシンロボ」の存在。そんな中でも「女性型」のみなさまは、殺伐とした戦場に華をそえてくれました。ヒロイン・レイナも初期デザインでは眉毛も髪もない状態でしたが、番組中に進化を続けていました。そのさなかで生まれた、はばらさんが作画監督を担当した「燃えて走れ姉妹戦士」に登場する「キナ」(右図)は、はばらさんのラブリーすぎる作画も相まって人間以外の何者にも見えません(笑)。
「人間型マシンロボ」を最もロボット的に見せている「肩の球体関節」を隠したデザインになっているあたり、「確信犯」ですね(笑)。
この回ではレイナも、ロムにやきもちを焼いてみせたりして、とっても娘さんらしい面を見せてくれてます。

■はばらさんは「キャラクターデザイン」ということですが、実はケンリュウ、バイカンフーの設定画のラフなども描いています。

また14話と最終話の作画監督も担当されています。
さらにクレジットはされていないものの、第5話などでは原画も描いているそうです。



メインスタッフ

監督 吉田 浩

キャラクターデザイン 羽原 信義

シリーズ構成 園田 英樹

メカニックデザイン 原口 沢清、山田 高裕
 
製作 テレビ東京、読売広告社、葦プロダクション

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