STAGE8 瑪瑙の予告状
瑪
丸々
お礼を言いたかった瑪瑙。
丸々
呪縛を解きたかった大樹。
丸々
ふたりはそれぞれが
お互いのことを想い
丸々
合っていました
。
丸々
40年前の「ともだち」は直接再会すること
丸々
はなかったけれど、大樹は、大助が
丸々
架け橋になったことで、瑪瑙の
丸々
気持ちを知ることがで
きました。
丸々
それは瑪瑙にとっても…。
丸々
大樹にそっくりな大助から
丸々
エゲートリンクスを手渡された
丸々
ときの、
驚いて、そして「ありがとう」を
丸々
言うまでの、瑪瑙の表情の移り変わりは
丸々
情感がこもっていて、とても
良かったです。
丸々
大助が、自分は大樹ではないことを
丸々
告げようとしたとき、無言で首を振った
丸々
瑪瑙。
丸々
彼女はそのことは分かっていて、あえて「幸せの嘘」を 受け入れたのかもしれませんね…
。
丸々
今回のもうひとつの見所は、冴原!
丸々
ダークに取材ではなく、戦いを挑む、というのは報道屋の彼にとってはよっぽどの決意です。
丸々
冴原に快く
名前を教えてくれた瑪瑙は、もしかしたら彼のひたむきな姿に、かつての大樹の姿を
丸々
重ねていたのかもしれませんね。
丸々
前半、大助に恋の相談をするときに、とりあえずアイスをおごってから…という、ゲンキンなような、律儀なような描写が、
丸々
いかにも彼らしい感じがしました。
丸々
冴原の恋が実ることはなかったけど、ラストシーンでは「幸せの嘘」で彼女をかばうやさしさも見せてくれました。
丸々
そして彼は第14話から、また新たな「届かぬ恋」に身を投じることになるのです…合掌。
丸々
「怪盗…じゃなくて、『ともだち』…
かな。」
丸々
大樹と瑪瑙のふたりが過ごした
ささやかな時間…
丸々
その描写の数々がなんだかほほえましかったです
。
丸々
たくさんの雪だるまを引き連れた大樹の姿が特に
楽しいです♪
丸々
きっと外に出られない
彼女に、「雪」を見せてあげて
いたのでしょうね。
丸々
「瑪瑙の予告状」は、コミックス版でも同タイトルで存在するエピソード。
丸々
アニメ版では、コミックス版に似ているようでいて、ほんの少し違うドラマが
丸々
流れています。
丸々
大樹の行動を、少しずつ解釈を変えて表現しているのが
丸々
興味深いです。
丸々
「怪盗稼業」に対しての情熱のなかった大樹が、瑪瑙と出会い、
丸々
やがて
彼女のためにエゲートリンクスを贈ろうとしたという大きな流れは、
丸々
どちらのメディアでも変わりません。
丸々
コミックス版での大樹は、丹羽と氷狩の宿命に関わるような「家のため」
丸々
ではなく、瑪瑙ただひとりのためにエゲートリンクスを盗みました。
丸々
それは「家」に縛られることのない「怪盗としての自分」の意志をあらわしているようです。
丸々
アニメ版での大樹は、家宝だったエゲートリンクスを瑪瑙のためにプレゼントしたいと思いました。
丸々
「奪う」怪盗が、「与えるともだち」に。きっと初めて「怪盗以外の自分」がいてもいいことに気づいたのでしょう。
丸々
どちらの大樹も、自分らしくありたいと思っての行動ですが、アニメ版は、より「男の子」らしくて
丸々
身近な感じがしました。
丸々
今回は冴原の花占いなど、男の子達が「カワイイ!」感じが強いのが印象的でした。
丸々
大樹じぃちゃんの「添い寝」とか…(カワイイ!?)。
丸々
「騎士」や「王子」的なイメージのあったコミックス版での凛々しい彼らとは、ちょっと違う味付け。
丸々
それにはメディアごとの、創
っている人の性別の違いが関係しているのかもしれませんね。
丸々
「形あるものはよくない。想いが残る。」
丸々
でも残る「想い」の全てが「未練」のような悲しいものばかりではない。
丸々
第3話の美咲の物語とは、似ているようで少し違う「想い」のありようが描かれました。
丸々
ちなみにこの言葉の主はダーク。
丸々
シリーズの終盤
で明らかになった彼自身の存在の不安定さを思うと、
丸々
とてもせつないつぶやきとして聞こえてきます…。