STAGE7 誓いの庭のアドニス
丸々
アドニスが封印される前、あえて綾香に正体を明かすことに決めたの
丸々
が印象的でした。
丸々
美しい面だけではない、自分のことをすべて憶えて
丸々
いて欲しい、記憶の中に残していて欲しい…そんな想いがあったの
丸々
かもしれません。
丸々
彼を見送った後、ずっと寡黙だった綾香が
丸々
「死んだりしません!彼がくれた命だから。」
丸々
と、
強く言い切ったことが忘れられません。
丸々
この回においては、綾香の強さが伝わる言葉なのですが
丸々
「アイスアンドスノウ」編のフリーデルトや、シリーズ終盤での
丸々
大助の言葉と合わせると、大きな意味を持っているように思えます。
丸々
美術品の精霊であるアドニスが人間のように生きるには、
丸々
キスで誰かの魂を 奪わなければならない。
丸々
生きるためには女性の恋心さえも利用してきた。
丸々
そんな彼が本当の恋をしたとき、選んだのは「ともに歩むこと」ではなく、
丸々
「自分がいなくなったあとも、愛したひとに生き続けてもらうこと」でした。
丸々
その愛の形は大助には「悲しいこと」にしか思えなくて…。
丸々
「愛し合っているから不幸になることもあるのさ。」
丸々
ダークが思わずもらした言葉の真意は第16話、および第19話で
丸々
明かされることになります。
丸々
ひとを愛すること、相手を思いやること…生きているものの数だけ、想いにはさまざまな形があります。
丸々
何がいちばん幸せなことなのか。
丸々
「D・N・ANGEL」ではその問いかけが、形を変えて何度も投げかけられます。
丸々
40年前の「儀式」の直前、高波が城を襲いアドニスの像は行方不明になりました。
丸々
その「高波」は何故起こったのでしょう?
丸々
立派だった城が完全な廃墟になるほどの威力で、ただの高波とは思えません。
丸々
もしかしてそれも、かつて発動したあの美術品の影響、なのでしょうか…。