STAGE22 アイスアンドスノウ
丸々
大助が描いた絵の中の世界。
丸々
人間にとって「現実であって現実でない世界」で、大助、
ダーク、
丸々
原田姉妹…それぞれが、お互い
を想う「絆」が強く浮き彫りになってゆく
丸々
物語
でした。
丸々
丸々
怪我をしたダークを手当てする
梨紗が、自分の気持ちを抑えながら
丸々
無理につっぱってみせているのが、けなげです。
再会できた喜びを
丸々
背中を向けて、ひとり涙
ながらにかみしめる姿も良いですね。
丸々
ラストシーンで、そのときに巻いてもらったスカーフに目をやっていたダーク。
丸々
彼の心にある想いは?
丸々
「待っていてほしい」「絶対戻ってくるからオレを信じろ」
丸々
大助と梨紅、ダークと大助、それぞれのやりとりが心を打つクライマックス
丸々
で流れる
「ふたつの願い」という曲がとても良かったです。
丸々
原田姉妹を演じる浅野真澄さん、中山さらさんのデュエット曲で
丸々
CDドラマ版のために作られた歌なのですが、この歌を聴いた監督が、
丸々
このシーンのBGMを急きょこの歌に変更したという
逸話があるとか…。
丸々
コミックス版でのこのクライマックスにあたるシーンは「大助がこの場に残って絵を描き続けないと、みんなは戻れない」
丸々
という、同じようでいて少し違う
状況。
丸々
アニメ版では「本当は帰ることも出来たが、あえて残った」というアレンジになっています。
丸々
また、これ以前に大助と「時の秒針」との対話のシーンが追加されたことで、彼女の印象もずいぶん変わります。
丸々
次回には、あるひとのための行動であることが分かるのですが、落ち着いた雰囲気のうえ、出てくる場面も少ない彼女の
丸々
場合、ややもすれば「大助を苦しめた」という印象のままになる可能性もありました。
丸々
さらに追加された「ありがとう残ってくれて」という言葉が、彼女がただ悪い存在ではないことを感じさせてくれました。
丸々
お互いを想う絆が描かれた今回の物語のラストで、彼がこの世界に残ったことも、「時の秒針」との間に生まれた新たな
丸々
「絆」といえるのかもしれません。
丸々
一連のシーンでは、大助の中の、誰かを想うやさしさや
懐の広さが伝わってくるようでした。
丸々
アニメ版では、「身を挺してみんなを救おうとする」という騎士的な凛々しさよりも、大助のやわらかい部分の長所の
丸々
ほうが、より大切に表現されているようです。
丸々
そしてここで描かれた大助の姿が、アニメ版の物語のクライマックスを形づくってゆくことになります。
丸々
またコミックス版から、彼の行動がアレンジされた理由…その行動のもつ意味もまた、この作品の終盤に大きく関わって
丸々
くることなのかもしれません。
丸々
「俺はお前だ!」
丸々
普段は大助をつきはなしているようにみえるダークですが、今回の奔走ぶりからも実は彼のことを
丸々
とても大切に思っていることがうかがえます。
丸々
牢の中での原田姉妹との会話に出た「こっちの世界に近い」「誰かの想いの中にいる存在」といった言葉が、
丸々
彼の存在の本質に迫っているようで、気になります。