STAGE18 星降る夜の二人


丸々冒頭でじっくりと描かれた梨紅と大助のふたりの時間。
丸々同じように、ふたりで過ごした第9話の頃とは違う、梨紅の心。
丸々前回、ふいに流れた涙に戸惑っていた彼女も、大助の背中で
丸々どんどん素直になってゆきました。

丸々ひとひとりを背負って苦しいようすは見せずに崖を登る大助
丸々怪盗業で多少は鍛えているとはいえ、途中で彼女を背負い直す
丸々ようすが、決して楽々とやっているわけではないことを感じさせます。
丸々それでも梨紅を笑顔で励まそうとしてくれる大助がやさしいです。

丸々今回は部屋でぼんやりしている梨紗の気だるい様子など、細かな
丸々芝居が人間の「重さ」を感じさせて、と
ても良かったです。



丸々「やっぱり丹羽くんはダークさんじゃない。」

丸々前回、ダークと逢えなくなってしまったショックから立ち直ってはいない梨紗は、異性として大助を意識しようとしました。
丸々
しかし彼女は自分をごまかせるほど、ずるくはなく。結論を出したあとの、力なくつぶやいた言葉が切なかったです。

丸々梨紗はそれが、かつてダークが自分に向けていた視線と同じ種類のものであることに、気づいていたのでしょうか…。


丸々今回、みおと日渡警視長との関係、そしてこれまで執拗なまでに大助の首にペンダントをかけようとしていた理由が
丸々あきらかになりました。

丸々今のまま、生き続けたいと求めることや、なくなった命を求めること…そのために必要なものとは。
丸々「D・N・ANGEL」の物語で何度も登場もするテーマが、ここにもありました。

丸々みおはかりそめの命で、人間のように生きるには大助の命を奪わなくてはならない。
丸々しかし大助からの「たいせつな友だち」というメッセージを読んだ彼女は…。

丸々望んでいたはずの「儀式」を止めようとしたあと、木々の隙間から流星群を見ているような、なにも見ていないような…
丸々ひとり天を仰ぐ姿が
印象的でした。

丸々大助は心の奥にいつの間にか育って
いた気持ちに気づいて。
丸々梨紅はずっと隠していた気持ちを告白して。
丸々梨紗は流されそうだった気持ちを止めて。
丸々みおは「命令」ではなく、自分の気持ちで動き始めて。

丸々大きく動いたそれぞれのこころ。

丸々そしてダークは、梨紅への気持ちに気づいた大助をやさしく祝福してくれました。


丸々そういえば臨海学校ということで、前回から気合を入れていた冴原の「戦果」は?
丸々今回も、
みおを釣るために大助をダシにするという、生々しい作戦を立てていました(笑)。

丸々大助は梨紅のことを追いかけていて、冴原につかまることはありませんでしたが、はたしてみおは…
丸々誰も
いなくなったプールサイドにて、ひとりで水晶球を弄んでいました。

丸々…どうやら、上手く行かなかったようです…。


丸々「もう一度、呼んで…名前…」


丸々第1話では梨紗から大助が彼女にラブレターを渡そうとしていた
丸々いう話を聞いた時、フクザツな表情を浮かべました。

丸々第2話では彼を意識するあまり、ノートに「にわくん」と書いてしま
丸々いました。

丸々第3話では、大助の態度に「なぜ私のときばかりビビるのよ…。」
丸々と、傷ついてしまいました。
丸々でも突然ヘッドロックされたら、
大抵の人はビビりますヨ!(笑)

丸々第4話では大助の無事に、心の底から安堵した表情を浮かべ
丸々ました。

丸々第5話では居残り授業でぼんやりする大助にイラつきながらも
丸々「ダイスキ」という言葉に思わずドキドキして(実はウィズの言葉)。

丸々第6話では母にプレゼントを贈る大助をからかう冴原に、それが
丸々彼のやさしさなのだとフォローしてくれました。

丸々第9話ではいっしょの時を過ごしながらも「丹羽くんだって梨紗じゃないとダメでしょ。」と、つい気にしていることを口走って
丸々しまいました。

丸々第12話では大助の持つルチルの贈り主が誰なのか気にしていました。

丸々第13話では木漏れ日の中、大助のそばに立って。

丸々第14話では「原田さんのお姉さん」という呼ばれ方に反発して。

丸々第15話ではみおの行動にやきもきして、梨紗をけしかけるようなことまで言ってしまいました(笑)。

丸々そして第16話で幼い頃に出会った男の子が大助だったことに気づいて…。

丸々ずっと大助の近くで彼を見ていた梨紅。
丸々しかし同時に、いつも彼が梨紗を
…同じ顔をしているけど全く違う魅力の女の子を好きだということを意識して、
丸々ひとり傷ついていました。
丸々そして梨紗と大助の衝撃的な場面を見てしまった後、その想いが、ついに大助の前で爆発して。

丸々波の音だけしか聞こえない、長い長い時間のあとに静かに告げられた大助のこころ。
丸々大助が梨紅に想うことが、梨紅が彼の背中で感じていたものと本当に「そうだよね」というくらい同じで、泣けました。
丸々「最初は原田さんが好きだったけど」という言葉も、大助役の入野くんのまっすぐな演技で、イヤミなく響きました。


丸々「梨紅さん。」「はい。」
丸々初々しくて、とっても素敵なシーンでした☆


丸々今回は大助が梨紅にドキドキしても、ダークは変身しないでいてくれました。
丸々これまで何度も、
大助が変身しないように「恋愛遺伝子」をこらえるという状況が描かれましたが、実はダークの方では
丸々わりと自由に出現するかどうかをコントロールできるようですね。

丸々実は「ドキドキしたら変身しなくてはいけない」のではなく、
丸々「ドキドキした時は、変身しやすいコンディションになっている」ということなのかもしれませんね。

丸々ところで。
丸々第3話で大助を見ていた怜さまが「彼を意識すると!!」と悶えていたので、もしやクラッドへの変身の鍵は大助への
丸々恋愛遺伝子の反応なのかと疑っていました(笑)。
丸々しかしクラッドはいつも強引に変身してしまうので、真相は謎のままです?