丸々大助が現実の時間に戻る少し前に立ち寄った世界では、
丸々兄妹は幸せそうに音楽を奏でていました。
丸々かつての、魔物に魅入られたようなヴァンデンバーグは、
丸々そこにはもういませんでした。
丸々大樹との「約束」とは、バイオリンとの決別のことだったのでしょうか。
丸々やさしかった兄のことを語っていたビアンカの言葉や、彼女が大樹のことを
丸々知らなかったことから察するに、あのバイオリンの事件に関することは
丸々ヴァンデンバーグと大樹のふたりだけの秘密だったようですね。
丸々いっしょに生きている間に幸せであっても、相手がいなくなってしまったら悲しみがやってきてしまう。
丸々涙に暮れるビアンカを見た大助は、「死」を変えようと努力しました。
丸々でも未来は変えられなくて…。
丸々生と死、過去と未来とを扱った、少し重い物語でした。
丸々大助の心の中には、第7話でのアドニス達の別れを見てしまったことが、まだ残っていたのかもしれません。
丸々彼の「命」への想いは、最終回まで何度も描かれることになります。
丸々今回の梨紗は、場の空気を考えずにはしゃぎ過ぎて、少々お行儀が良くありませんでした。
丸々でも、もう一度祈りをささげようと、誰かに言われたからというのではなく、自分で決められました。
丸々ダークのことなど、自分の了見の中だけで自己完結するような考え方をして、周囲に迷惑をかけることも多い彼女。
丸々でもそれは、こうして自分自身で悪いところを見つめ直して、次に進むことが出来るという長所でもあるのですね。
丸々後半、急激に成長してゆく印象のある梨紗ですが、その素養は物語の最初から備わっていたのでした。