STAGE1 復活のダーク 

 々 
丹羽大助は町のみんなから愛されている男の子。
丸々彼もまた、この世界の全てが大好きで生きている。

丸々それは当たり前なことに見えますが、実はとても大切なことです。
丸々これから彼は、不思議なことや人知を超えたことを数多く
丸々経験してゆくことになります。
丸々そんな中で、自分が立っている場所が「好き」という想いが彼を強く支え、
丸々やがてある人物を助けることにもなってゆきます。

丸々彼の14歳の誕生日は、失恋からダークとしての目覚め、
丸々初めての仕事までと、試練の連続でした。
丸々でも彼は恋愛のこともダークのことも、全ての問題を
丸々きちんと受け止めた上で対処しているところに注目したいです。

丸々ドジで冴えない子かもしれないけど、その身体の奥には、
丸々家の中にトラップがあるということを日常茶飯事レベルにできるくらいの
丸々強い精神力があります。

丸々錠開けのワザを習得しながらも「怪盗の家系」であることをまったく自覚して
丸々いなかったというのは、ある意味「大物」なところなのですが(笑)。



丸々そんな強さを持った大助だからこそ、ダークも彼を認め、助けに来てくれたのかなと思います。



丸々「ようこそ 少しふしぎな この町へ」

丸々アニメ版「D・N・ANGEL」の番組宣伝の中に、こんな言葉があります。
丸々この第1話もそうですが、この作品では、大助たちの住む「東野町」の風景が、じっくりと描かれていています。

丸々告白へ向かう中、大助が走っていた旧市街はヨーロッパの下町という感じ。
丸々あたたかくもあり、オシャレでもあり、
素敵です。

丸々高台から見える海の近くに住んでいるのでしょうか、海鳥の声が聞こえてきます。
丸々ちょっと入り組んで、壁で囲まれた場所も、閉鎖的という印象はなく、近所のこどもの「あ、大ちゃんだぁ」
丸々と、よびかける声があたたかく
響きます。

丸々こだわって創られた音響とあいまって、町の空気まで伝わってくるようです。


丸々そんな旧市街を抜け、ケーブルカーが新市街に昇るまでのシーンも必見です。
丸々レールの側面にある金属質の壁に、走っているケーブルカーの姿が映るなど「そこにある」感が良いですね。

丸々駅に到着したときに、ふわっと新市街の風景が広がってゆく描写はとても気持ちよいです。
丸々CGを使っているのだけど、特別そこだけが浮いてしまうこともありません。他のシーンでの、絵の具で描かれた背景と
丸々同じ質感をCGが持っているため、風景がとても印象に残るようになっています。

丸々新市街は旧市街とは雰囲気も変わり、上品な都会らしさがあります。
丸々かといってビルの立ち並ぶような大都会ではなく、あくまで東野「町」という感覚。
丸々駅の周りや道路脇など、ところどころに置かれた彫刻が文化的な香り。
丸々そしてそれらは同時に、この町に潜む、なにか特別なものを予感させます。



丸々「ようこそ 少しふしぎな この町へ」

丸々その言葉の通り、実は東野町の風景には、物語の重要な鍵がいくつも隠されています。

丸々誰かの思い出の場所であったり、ときには事件に関係していたり…。
丸々さまざまな「背景」を持った舞台として、この町自体が物語を彩ってゆきます。

丸々第25話で語られる、この町の歴史は、作品の世界観そのものに大きく関わってきます。

丸々そんな「風景」のことを気にとめておくと「D・N・ANGEL」を、さらにおもしろく観ることができるかもしれません♪


丸々怪盗ダークの翼はウィズの変身した姿。

丸々さらりと説明され、大助もするりと納得していますが、そこには「仕え魔」という、日常的ではない
丸々不思議な単語が
登場しています。
丸々そして美術館で大助が使ったカモフラージュや、「どっちだ?」のトリックとして、ウィズが変化した姿。

丸々ダークが単なる「風変わりな怪盗」ではなく、その背後に「魔力」が大きく関わった存在であることが
丸々さりげなく
表現されています。